サンダーのママ

お約束のようですが・・・
秋も深まれば　やっぱ「オータム・リーヴス」でしょー　

というワケで

若き日のチェット・ベイカーの　最も華やかなりし頃の映像を発見　

同じ年のカーネギー・ホールでの演奏はもっとスリリングだったけど
残念ながら見つからず
気になる方はＣＤ（多分あるでしょう）で聴いて下さい　　



チェット・ベイカーが来日するというので
いそいそとパルコ劇場まで出かけたのは　25年以上も前のこと

若くして開花した才能は　しかし　ライフスタイルの拙さから長続きせず
朋友のジェリー・マリガン等のバックアップもありながら
後年　いかんともパッとせず

案じたとおり　
初日の演奏・ヴォーカル・スキャット　
どれもダメ出ししたくなるような内容　

ジャズってだけでありがたがってる様な観客が多かったので
ブーイングもなく聴いてくれてたのが　
とりあえず　嬉しくもない救われかただったかも

チェット本人も　もどかしさから相当に機嫌が悪く
ステージ上の機材を蹴っ飛ばしたりしていた

（しょーじき　当時のジャズファンて寛容過ぎじゃない？）

・・・ともあれ　
幕が終わり去ってゆく後ろ姿に　
わたしは擦り傷のような　胸の痛みを憶えていた

遠征先のアムステルダムで　
ホテルの５階から落っこちて亡くなったという知らせを受けたのは
その日から一年後のことだった

自殺説も囁かれたし　そうであっても不思議はない気もした

それでもやっぱり　ただ　残念でならない　


ところで

レオナルド・ディカプリオが　
チェット・ベイカーの伝記映画を作ってるって噂を聞いてから
もう１０年以上たつんですけど

あの話　どうなったんですかねー

気になってるんですけど・・・もしかして立ち消え