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10キロ超えスコティッシュのサンダーとあわてんぼママです

2012年01月28日

10,347歩の倹約

気が付いたら 
本を買い続ける資金が底をついた・・・

こーなったら 図書館を利用するしかない パンチうさぎ電球

歩いて往復すれば 運動不足はかなり解消されるかも?
しかも 書店では見当たらない本が結構ある 

まだ読んでないランズデールを発見キラキラキラキラ

10,347歩の倹約
サンセット・ヒート(いつも思うんだけど なんで邦題付ける必要が?) 
ジョー・R・ランズデール著  早川書房

のっけから 主人公が亭主の脳天を銃で撃ちぬく
翌日にはその亭主の母親が
自分の旦那をたたきのめして屋敷から追い出す
主人公は治安官だった亡き(殺した)夫に代わって
その町の治安官になり
義母は自分の持ち株会社を取り仕切り始める

かと言って どこかヒステリックなフェミニズム物ではない
アブナイ連中も差別を受けてる黒人たちも
子供や犬までもなんだかクールだ

1930年代のディープ・サウスが舞台
ストーリーだけ追って行けば痛快ウェスタン小説なんだけど
この本の世界観は
フォークナーの「8月の光」を思い起こさせる
ご興味ある方はそっちも読んでみて下さい

背景になるシーンを思い浮かべるには想像力が必要ですが
デイヴィッド・リンチ監督の映画を思い出していただければ
案外すんなり溶け込めるかもですよ ちょきうさぎ


自分の読書傾向が偏っているせいかも知れないけど
1930年代を描く米作家は多い
あの時代は大きな変換点だったのだろうか
そして
まずい方向に舵をとったまま現代に至っているのだろうか? 









   



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Posted by サンダーのママ at 00:45│Comments(0)読書日記
 
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