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10キロ超えスコティッシュのサンダーとあわてんぼママです

2011年09月10日

魔術師の夏

いばらの道をみつけだしたら

踏み込まずにはいられないわたしに
謹厳実直にして保守派の権化のようなヨシエちゃんがついて来たのは

その夏
二人とも同じ問題を抱えていたからだった


そして二人は 森の中で道に迷った


昭和42年の夏のことである


問題とは つまり   

夏中好き勝手に過ごしていたい子供にとって 宿題というのは渡世の義理だ

その前の二つの夏は
8月30日にそこいら辺の草をむしって来て 
アイロンをかけては即席の「押し花」で凌いでいたけど

今年はいくらなんでもそれはマズイと思い
昆虫採集に山へ行くことにしたわたしに
どうしたワケか
その夏にかぎって自由研究を終わらせていなかったヨシエちゃんが
一緒に行くと言いだした

虫取り網と「標本キット(というのかな?)」を持ち

どんどん歩いて 気が付いたら道に迷っていた

二人とも もの凄く喉が渇いて


森の中の一軒家のドアを叩き「お水を飲ませて下さい」と頼んでみた

その家の人が持って来てくれたのは 
ただの水道水ではなく キンキンに冷たいお水だった

魔術師の夏

まるでわたしたちのために用意してあったように

大きなコップには 冷え冷えの水滴がいっぱい付いて

美味しかった

お礼を言ってその家を後にしたけど 帰り道を尋ねたりはしなかった
そんなことしたら 
夏の冒険者の沽券にかかわると思ったのだろうか

まー なんにしても
子供のプライドなんて大人になれば もーワカリマセン


喉が潤ったら 帰り道は意外なくらいあっさりと見つかった

なんだか 不思議な夏

後になって思い出そうとしても その家に辿り着いた道が分からない

なんだか不思議な 子供時代


今思うと 昆虫の標本作りなんて極悪非道 どくろ

注射針の付いた「標本キット」は子供にも買えた どくろどくろガーン

それに いまどき喉が渇いたからって
知らないお宅にお水を飲ませてもらいに入って行くなんて
あまり実行する子供はいないかも・・・


まったく 昭和ど真ん中の子供でした うさぎ双葉


魔術師の夏


konohi さんにて


思い出のドアが 開いていました







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この記事へのコメント
サンダーのママさん☆懐かしくってちょっとセピアな映像が目にうかぶ不思議なお話でした。
(もしかして森?の中のお家は実際には存在してなかったりして・・・)

ワタシも似たような子どもだったと思います。夏休みの宿題を8月31日以前にやり終えたことがない・・・(´>∀<`)ゝ))エヘ
Posted by チカママ at 2011年09月11日 11:48
きっと・・・・
森の中で道に迷った子供だけが訪ねていけるお家だったんでしょう (^^♪

私も夏休みの最期の日はいつも泣きながら宿題をやってました (T_T)
あんなにたくさんのお休みがあったのになぜ?って・・・・

今でも切羽詰まらないとやらない性格は変わっていません (~_~;)
毎日時間はたっぷりあるのになぜ?って・・・・

困ったもんだ (>_<)
Posted by ねねここねねここ at 2011年09月11日 21:23
☆ チカママさ~ん(^o^)丿

8月31日は なんにもしない日って決めていたので
宿題をやるのは30日だけでした

30日にやりきれない分は なかったことにしていました (;一_一)
Posted by サンダーのママサンダーのママ at 2011年09月12日 00:28
☆ ねねここさあぁ~ん(*^^)v

ホントにいつまでも 時間てあるような・ないような・・・・(~_~;)

木漏れ日とコップについた水滴が とても良く似ていました

遠い夏です
Posted by サンダーのママサンダーのママ at 2011年09月12日 00:33
 
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